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audio-sound @ hatena

オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

【カナル型イヤホン YSJ 700 レビュー】低域は比較的よく出ている。細かな点に良さも感じるので、もしかすると成熟が足りないのかも知れないが、全体として音に元気があまり感じられないのは好みを分ける

入耳式イヤホン ステレオ 高遮音性 カナル型 音楽ファンに対応 MP3 MP4 iPad スマートフォン等対応 700 シルバー

 

おすすめ度*1

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 メタリック風の外観に味わいのあるカナル型有線イヤホン。

 遮音性はそこそこあって環境音はそれなりにカットするが、半開放のせいか音漏れは比較的大きい。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 軽量なプラスチック製。 専用の携行ケースとイヤーピースの替えが付属する。 コードのタッチノイズはそれほど感じない。

 

【2】音質

 全体的な傾向としては低音に比較的存在感があるドンの強いドンシャリ

 低音の響きが躍動感よりは安定感重視なので全体として重く感じるかもしれない。 外観の無機的なデザインによく似合った音を出す。

 ただし大音量での刺さりなどが少なく比較的聞きやすい音を維持していることなどを考慮すると潜在性能を感じさせるところがあり、この鳴りの悪さは成熟の足り無さを感じさせるので、エイジングで変わる可能性はある。

 

[高音]:やや透明感が足りない気がするが、のびやかさはあり、刺さりが少なく聞きやすい。大音量でも荒れないのは素直に良い(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域はおとなしい。横方向に広いパノラマな感じはあるが、厚みを感じづらい。

[低音]:低音は60hzくらいまでは太さと力強さがあり、存在感がある。50hz以下もややおとなしくなるがしっかりした振動感は失われず、深掘りされた感じがする。しかし躍動感はない(分島花音「killy killy JOKER」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:全体的に低域が強い地平線を意識させるので非常にパノラマ的な横長空間。その割に方向感がやや弱いのは解像度の問題に思う(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:生命感があまりなく、機械的になりがち。メトロノーム的に安定したリズム感に注力している印象(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは分離されていて、聞きやすい。そこそこの力強さとのびやかさはあるが躍動感がやや弱く、無機的。

 

【3】官能性

 悪い点はやはりパーカッションが妙に活きが悪いこと。 Kylee「大好きなのに」は明らかにボーカル先行の曲になっていて、パーカッションのノリが悪い。 ドラムはタンバリン振ってるのかと突っ込みたくなるくらい、やる気が感じられない。

 SPYAIR「サクラミツツキ」は安定感のある曲調に意外にマッチしていて前半は聞きやすいが、やはりそれもサビまで。 サビで一気に盛り上がる展開にパーカッションがついてきていない。 ただボーカルの声色には合っている印象だ。

 この際おとなしめの曲はどうだろうか。 Carpenters「Rainy Days And Mondays」はボーカルをしっかり聞かせて途中まで良いが、ハーモニカの情感溢れる音が響いてこない。 またボーカルの伸びに透明感がないので、全体として乾いた無機質的な曲調になってしまっている。

 

【4】総評

 どうも求められている性能を出し切れていない、そんなもどかしさを感じるイヤホンだ。 細かい点、たとえば大音量でも音が割れずに聞きやすいとか、意外に存在感を感じる低音とかではパフォーマンスの良さを見せる。

 だが全体の味付けの異様な無機質さと元気のない感じはいかんせん重たい。 どんな曲も憂鬱さが目立ってしまうところがあり、また密度感が足りず迫力も感じづらい。

 なんだかもったいないところを感じる製品だ。

 

 

入耳式イヤホン ステレオ 高遮音性 カナル型 音楽ファンに対応 MP3 MP4 iPad スマートフォン等対応 700 シルバー

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。