audio-sound @ hatena

オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

【ワイヤレスヘッドセット Mixcder Drip レビュー】ブーミーでややもっさりした重厚サウンドを鳴らす

Mixcder Drip,ワイヤレス Bluetooth ヘッドフォン オーディオ有線ヘッドセット スポーツ コードレス イヤホン 密閉型 折りたたみ マイク付き ステレオ 音質 ノイズキャンセル MP3プレーヤー スマートフォンなど対応 (ブルー)

 

おすすめ度*1

f:id:kanbun:20160515062332j:plain

 厚いイヤーマフとクッション、折りたたみ可能で持ち運び可能な軽量ボディが特徴のワイヤレスヘッドセット。aptXには対応しない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はAUXケーブルと充電用のUSBケーブル、日本語マニュアルと英語含む多言語マニュアル。aptXには対応しないが、通信遅延はなく動画を見ていてもズレを感じる場面はまずない。通信途絶は稀にあるようだが、ほぼ目立たない。

 

【2】音質

 かなりブーミーな低域が主導する、安定感重視のもっさりした音質。低域は地鳴り感が強くかなり沈み込む感じがあるので、地熱を音楽に加えるエネルギッシュなサウンドになる。低域が目立ち、高域は若干奥、中域はかなり奥に感じる。

 

[高音]:高域はそこそこのびやかだがかすれた感じはやや出やすいかもしれない。少しハスキーに感じられるところもあるが、ほどよい温度感も感じられ、聴きづらさはない(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:素直に奥行きを表現する広さ重視の味付け。ボーカルの周囲に空間を作り、分離感を演出するところがある。

[低音]:はっきりした振動で低域に行くほどブーミーに広がる感覚があり、地鳴り感に貢献している。100hz~60hzまできれいに減衰。50hz以降はやや広がりながら沈み込む感じがある。深いほど熱量を感じやすい音味(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域は下に深く、中域は奥に広い。突き抜け感はそれほどないので天井感は若干あり、どちらかといえば下に安定している音場に思う(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラム優位。ただドラムも下に地鳴りを作る音で、エネルギッシュだが躍動的ではない。そのせいか地面を意識する味付けでまた他のパーカッションはおとなしめ。アタック感や粒感もあまり感じられない。全体として安定方向に大味といった感じ(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは分離感があり、低域だけがやや被るところがあるかもしれないが、一貫性は強い。高域から低域までほどよい温度感の維持された音で聴きやすい音だが、全体として篭もったぼんやりした印象を受けるかも知れない。

 

【3】官能性

 奥華子「変わらないもの」はかなり情感よりは安定感を感じる。ボーカルに尖りや刺さりはなく、ピアノの音も温かで弦楽音もゆるやかに伸びる優しい音。全体としてぽかぽかとした春の陽気を感じさせる穏やかな曲になっていて、この曲本来の情緒感はやや失われているかも知れないが、聴きやすい味付けに思う。

 UVERWorld「CORE PRIDE」はドラムの音がかなり地鳴り感が強く、ボンボンと下方向に厚みのある音は岩盤の下にたぎるマグマを感じさせる。躍動感はほとんどなく低域の上の方はブーミーさが目立つので安定感が強いが、その分ボーカルにエネルギーを与える形になっており、素直にボーカルを楽しめる味わい。

 Rasmus Faber「時の向こう JAZZ Ver.」はかなり低域の渋みが強い。下方向に豊かに裾野を作る低域楽器の音の上に穏やかなピアノ音が静かに穏やかにメロディーに味わいを添えていく。全体としてビターな味わいで深い。これはなかなかに好み。

 supercell「告白」はややボーカルが分離されすぎていて孤独感が出ているところが強い。またサビ部分で楽器音が混ざり合うところでは深掘りして広い膜を演出する低域ドラム、左右に優しく広さを意識させるギター音など優しくて柔らかい味付け。この曲のガチャガチャしやすい感じは全く出ないので中毒性は減っているが、聴きやすい。

 

【4】総評

 とにかく地熱を感じる低域が深くてエネルギッシュな膜を作る上に広い音場が展開する、そして柔らかく優しい雰囲気が好きになれるかどうかで大きく好みが分かれる。音にジャギーなところがなく、全体として丸く、篭もっているような感じもあり、どんな曲も暖色に聞こえる。空気に満ちた充実感のようなものはあり、柔らかな音圧も感じられるが、尖ったり、撥ねたりといった中毒性につながりそうなところは優しく表現されるので、味気ないと思う人も多いかも知れない。全体として大味で単調と感じるところもあるかも知れない。

 だが低域の深掘りされた温かみのあるエネルギッシュさはなかなか魅力的であることも確か。

 

Mixcder Drip,ワイヤレス Bluetooth ヘッドフォン オーディオ有線ヘッドセット スポーツ コードレス イヤホン 密閉型 折りたたみ マイク付き ステレオ 音質 ノイズキャンセル MP3プレーヤー スマートフォンなど対応 (ブルー)

 

【関連記事】

audio-sound.hatenablog.jp

audio-sound.hatenablog.jp

audio-sound.hatenablog.jp

audio-sound.hatenablog.jp

 


*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。