audio-sound @ hatena

オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

【ワイヤレスヘッドセット Dylan QY-V6BTL レビュー】前屈みで近めの音だが、それだけに迫力と包容感を感じられる

Dylan Bluetooth ヘッドホン 4.0 ステレオ オーバーイヤー型 20時間連続稼動可能 マイク内蔵 回転折畳式 キャリングポーチ付属 (ブラック)

 

おすすめ度*1

f:id:kanbun:20160519073054j:plain

 フレームにほどよいテンションがあり頭に嵌まる感じのあるワイヤレスヘッドセット。イヤーマフは厚みのある中では比較的蒸れにくく、装着感はなかなか良い。首掛けしても音は普通に聞こえるほどなので音漏れは大きめ。遮音性は良好で没入感は高い。

 aptXには対応しない。通信途絶はまれにブツッと切れることがある。遅延はほぼ感じられず、動画鑑賞に不便はない。音源から5m程度離れると通信がやや不安定になる傾向あり。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はキャリイングケースとAUXケーブル、充電用USBケーブル、英語マニュアル。

 

【2】音質

 前屈みというかかなり張り出しの強い、近さと厚みの感じられる表現で、音楽に包まれている感じがある。自分の頭の周りに球状の空間を感じ、没入感だけ見ればかなりなもの。音質としては熱量高めの重厚さがあるサウンド。

 

[高音]:のびやかさと突き抜け感もほどよくあり、悪くない。高域金管には力強さもあってハリが出る(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:力強く、肉厚。ややぼーっとするほどに熱量もあるあたたかみのあるサウンド。解像度的には緻密さはそれほどでもなく、鮮やかさも強くないが、厚みのある表現は聴き応えがある。

[低音]:100~20hzまでドライバーを震わすしっかりした振動が感じられる。減衰じは自然に減っていく感じで大きく荒れるところはない。低域ドラムは地鳴りと弾みのバランスがよく、力強い熱量がある(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)
[解像度・立体感]:左右の張り出しが強く感じられ、頭部を中心に囲まれている感じが強い(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)
[パーカッション・リズム]:立ち上がりはほどほどだが、弾みと重みが感じられる重厚さが刺激的。シンバルは粒が細かいので疾走感よりは締まりが強い安定的に響く音(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)
[ボーカル傾向]:低域から高域までのびやかさがあり、突き抜けも良好できもちよく伸びる。またハリもほどよく感じられ、密度と厚みもあって肉感もある。


【3】官能性

 分島花音「world's end, girl's rondo」は重厚さと躍動感が楽しめるかなり迫力のある表現。ボーカルも力強く、上に下に左右にのびやかに移動する。ストリングスは奥行きよりは左右に伸びる感じで張り出し感が強く、前屈みに包み込んでくる表現に思わず没入する。

 早見沙織東山奈央「Hello Alone」は低域がはっきりと熱量を加える空間に、肉感とのびやかさを失わないデュエットボーカルが味わい深い。左右の張り出しのせいか広さがあるので楽器の空間表現が緻密になりすぎず、ほどよい間隔を持って配置されるのでガチャガチャとしづらく、個々の楽器の音の力強さを素直に楽しめる。

 Claris「TIME」は低域のブーミーな音が中毒的にうまく出て酔うほど楽しい。その低域にボーカルは埋もれず、力強さとのびやかさと生気を失わず、鮮やかさは消えない。こうした低域重視のモデルではえてして高域でボーカルが暗くなってしまうことも多いのだが、そうした傾向はあまり感じられず、ボーカルは自然な明るみを持っている。重厚な音楽空間に満足いくまで酔いしれることができる。

 中孝介「君ノカケラ」は技巧的なボーカルがヘッドセットによってはかすれたり、ハスキーになりすぎたりすることがあるが、このヘッドセットは自然なあたたかみを失わない。のびやかさも十分にあり、弦楽音も高くしなやかに伸びる。奥行きよりは上下の空間性の感じられる伸び方だ。突き抜けていく高域の表現と密度と包容力のある中低域は素直に魅力的。

 

【4】総評

 個人的にはかなりおすすめ。前屈みでやや奥行き感が足りないところを除けば、価格を考えるとかなりの表現力に思う。とくに高域の弦楽音ののびやかさと金管音のハリ、中域の充実度、低域の力強さと熱量の高さに肉感の強いサウンドを楽しめる。非常に生命的でエネルギッシュだ。

 連続動作時間が長めなのも隠れたおすすめポイント。

 

Dylan Bluetooth ヘッドホン 4.0 ステレオ オーバーイヤー型 20時間連続稼動可能 マイク内蔵 回転折畳式 キャリングポーチ付属 (ブラック)

 

【関連記事】

audio-sound.hatenablog.jp

audio-sound.hatenablog.jp

audio-sound.hatenablog.jp

audio-sound.hatenablog.jp

 


*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。