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オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

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【カナル型イヤホン BCOOL BC-800 レビュー】これでもかというくらい個性的な重厚サウンドに独特の味わいがある

BCOOL カナル型 イヤホン 内蔵式 マイク付き 通話可能 防水 防滴 BC-800 スチールグレー

 

おすすめ度*1

 

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ASIN

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 スチールグレーの大人びた雰囲気のカナル型イヤホン。遮音性はそこそこ高めで音漏れもそれほどない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はキャリングケースとイヤーピースの替え。タッチノイズはやや目立つ。

 

【2】音質

 音質は全体的にやや肉厚気味で重く、暗めに聞こえやすい。下方向に落ち着いた重厚サウンド。空間的な広さはほどよく、圧迫感はない。

 

[高音]:やや暗め。少し奥まるので低域に押されがち(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:横幅と奥行き感はある。ピアノ音にはかなりの精彩がある。

[低音]:100hz~30hzまで素直に減衰する。肉厚でブーミーさの目立つ音でボーッという厚みと重みのある音。ドラムは内側にエネルギーを溜め込むような膜を張る音(分島花音killy killy JOKER」、UVERWorldCORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域の床面が近く、ほかはやや奥まる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラム優位。安定的なリズムを感じやすい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:やや遠く、低域のほが目立つ。優しいが抜けが早めでのびやかさと突き抜け感は若干弱い。

 

【3】官能性

 東京カランコロン「スパイス」はドラム優位の重たげな曲調。ボーカルも少し暗めで全体として大人びている。しっとりとした落ち着いた味付けになっている。

 早見沙織東山奈央「Hello Alone」もかなり大人びている。緻密な背景音はかなり後ろに下がっており、代わりに安定的な低域音がしっかりした足場を築く。その上で歌うボーカルはしっとりした、少し儚げな雰囲気さえ感じさせる独特の味わい。本来はもうちょっと明るめの曲調に思うので、違和感は大きいかも知れないが、これはこれで案外悪くない気もした。

 supercellMy Dearest」もやはり大人びた憂愁を感じさせるボーカル。ドラムが強く重く、場を支配している。サビでの突き抜けもそれほど強く出ず、終始安定した歌い方をするボーカルに、曲の色合いはグレーに近いものを感じる。

 Lia「Bravely You」も重厚。この曲はたとえばバランスドアーマチュアのイヤホンなどで聴くとサビではギラギラとボーカルが突き抜けてきて、尖りが強く、独特の中毒性があるが、そのエグ味がほぼ消されている。その代わりに不動の決意を感じさせる硬く安定感のある下方向に厚みのあるサウンドになっていて、もはや別の曲かと思うくらいの演出。これはこれで悪くはないが、この曲の持ち味はやはりサビでの上方向への突き抜けで感じるエクスタシーであると思うので、好みは分けそうだ。

 

【4】総評

 とにかく重厚。重たく大人びた男性ボーカルのしっとりした曲には合うだろう。女性ボーカルは高域での美しさに妙味がある曲が多いので、このイヤホンではかなり暗く感じてしまうかも知れない。独特の表現は非常に面白いが、曲によっては色合いをがらりと変えてしまうので好みはかなり分かれそうだ。

 

BCOOL カナル型 イヤホン 内蔵式 マイク付き 通話可能 防水 防滴 BC-800 スチールグレー

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。