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オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

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【ゲーミングヘッドセット SteelSeries Arctis 5 レビュー】付け心地の良さは美点。音質的には空間重視の味付けが好みを分けそう

【国内正規品】密閉型 ゲーミングヘッドセット SteelSeries Arctis 5 Black 61443

 

おすすめ度*1

 

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 柔らかく、付け心地の良い厚くて大きめのイヤーマフと柔軟性のあるヘッドバンドの装着感は上質。ふんわりとした優しさが感じられる。遮音性もそこそこ高く、音漏れも少なめで没入感を高めてくれる。

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【1】外観・インターフェース・付属品

 USBと3.5mmイヤホンジャックを両用できる。USBとイヤホンジャック接続では音質面でも若干の違いが感じられる。左耳イヤーカップに操作系インターフェースがあり、コード途中に余計なコントロールパネルがないのも好印象。

 

【2】音質

 USB接続とオーディオジャック接続では音質の印象はだいぶ違う。USB接続だと低域はあまり目立たず、高域中心の味つけになる。オーディオジャック接続だと低域もしっかり出る印象。そのため、ここではアナログジャック接続を前提として音質テストをした。全体的にドンシャリに近い印象で、中域がだいぶ奥まる。

 

[高音]:高域は比較的自然(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、petit milady「azurite」でテスト)

[中音]:歪みが少なく、広い空間表現を感じさせる方向性もしっかりした中域。ただ音楽によっては逆に奥まって物足りなく感じる。

[低音]:40hzまできれいな減衰をして落ち込む。目立ちすぎない、深みを感じさせる低域で、低域に妙な強調をしがちなゲーミングヘッドセットとしては比較的良質(分島花音killy killy JOKER」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:音の方向性を丁寧に表現するが、空間的にやや広すぎる印象を受けるところも少なくない(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:全体的に悪くないが、やはり方向感強め(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルはよく分離されている。

 

【3】ゲーミング体験

 緻密な音表現で空間を演出する「Witcher 3」「The Elders Scrolls Ⅴ: Skyrim」でテストした。方向感がしっかりしているので、広大なフィールドがあますところなく感じられるのは魅力。敵を含めたクリーチャーの足音、街や自然風景を問わず鮮やかに感じられる生活感など開放的なオープンワールド型ゲームにはぴったりなヘッドホンだ。

 

 ホラーゲームは「バイオハザード7 Resident Evil」でテストした。こちらも方向感はしっかり出ている。若干空間表現が広すぎる感じがあって少しスカスカしたところはあるが、悪くはない。

 

【4】マイク

 マイクは指向性がそこそこあり、環境音もマウスのクリック音やキーボードの打鍵音などはよくカットされていて、声が聞き取りやすい調整がなされている。

 

【5】総評

 長時間プレイにおいて重要な付け心地という面では圧倒的な良さを感じさせるゲーミングヘッドセット。方向感のしっかりした丁寧な表現をする中域はゲーム空間を楽しむお供として最適だ。一方で音楽表現においても全体としてレベルの高さは感じるものの、コスパを考えるとやはりゲーミングモデルなりの不器用さがある。音楽を聴くときは全体的にスカスカした感じになりやすい。

 問題はコスパ。この価格となると、競合機種が多く、魅力的なゲーミングヘッドセットも多い。付け心地の面で圧倒的な優位性があるとはいえ、音質面では必ずしもダントツとはいえず、USB接続時の遅延も若干気になる。同価格帯にはLogicool G533という強力な対抗馬がいることにも留意が必要だろう。

 

【国内正規品】密閉型 ゲーミングヘッドセット SteelSeries Arctis 5 Black 61443

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。